黄金探しキャンピング①

By Nomadでオートキャンプ - 11月 08, 2020

中世のイタリア商人・冒険家マルコ・ポーロは、
世界の東の果にジパングという黄金にあふれた国が
あると東方見聞録のなかで紹介した。


もちろんそれは、
イタリア男が頻繁につかう女性への
お世辞レベルのネタであることを
男が知らぬわけはない。


だが男はマルコ・ポーロが知らぬ真実を知っていた。
男からみて西の地に本当の黄金の国があることを。


なんでも彼の地は縄文時代から人々の暮らしがあった地域という。
平安時代以降は政争に破れた有力者が隠れ住んだ結果、
彼らの財宝が密かに埋められており、
中世には金の採掘が大規模におこなわれていたという。

その名残のせいか、
いまも一部地域には縄文人が生存し、
村役場にはケルベロスが門番として業火を吐き、
界隈の山々や川には黄金が満ち溢れているという。


この驚愕の事実を、
男はNetの片隅にある名もなきオカルトサイトで
とっくにリサーチずみだったのである。
この情報戦ともいえる現代において
男に抜かりはないのだ。

もちろん、前述の極秘情報を伝えたサイトは
現在では404エラーを吐くのみである。
サイト管理者に起こった悲劇は想像に難しくない・・・。


・・・そしてある年の10月末、
男はまだ見ぬ西の黄金の国へ向かった。


当日、いわゆる秋晴れである。
男のキャンプ時の晴天とやらが
にわかに信じがたい・・・。

村役場近くの検問所。


そこには凶暴そうなケルベロスが二匹、
うわさどおり睨みを効かせていた。

ただ、このケルベロス達、

金網越しに身体をさすってやると
ご機嫌でしばらく動かなくなる。
・・・さすがは地獄の番犬である。

彼らがダラッとしたスキに
男は命からがらキャンプ場に車を進めたという。


・・・到着後、探索拠点をさくっと設営。
1年以上ぶりのNomad Dogon3+1Airである。
カビまみれになっておらずきれいな再会だった。

・・・カビを理由に新幕を狙っていた
紅茶氏の舌打ち連射音が聞こえたような気がしたが
風のいたずらだろう・・・。

ランチは地元スーパーのコスパ高い品。

そして紅茶氏が黄金発見の誤報を地元スーパー内で
垂れ流したつづけた結果はこの有様である。

Stub社風ニトリ鍋も健在である。

冬期は安定の灯油ストーブ。
誰がなんと言おうが冬の守護神である。

赤い何かは火ばさみである。
用途は薪を挟むあるいはインスタに映えるである。
誰がなんと言おうと便利なものは便利なのである。


日が暮れ始めたころ

幕内には薪ストーブが稼働していた。
こちらも一年以上ぶりの再会。

しかもあの伝説のエリート専用煙突装備である。
これもインスタ映えが不可避な装備である。

日が暮れると外気温は5度。
ただ幕内は灯油ストーブと薪ストーブと
カセットコンロで23度である・・・。

夕食はおでん

地元産肉厚しいたけ。
寒空のもとで食すこれらの味は
キャンパーなら想像に難しくない。


夜が深まり、
星空が現れ

Dogon3+1がぼんやりと闇に浮かんでいた。

つづく

※写真はクリックで拡大できます。
※この作品はフィクションです。
実在する個人団体に一切関係はありません。
多分。

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