夏のTC(ポリコットン)テント内部は暑いのか?②

By Nomadでオートキャンプ - 6月 05, 2018

初心ベテランキャンパーであるワタクシにかかれば、無駄に強靭な西洋幕ですら息も絶え絶えに設営することができたことは前回記事の通りです。


さて、いよいよ内部の様子とタイトルレビューに参ります。
当日12時の外環境は、気温31度、湿度52%、南から微風程度でした。
※いわゆる日本の初夏ですが、Dogonさんの生まれ故郷欧州でこの湿度、気温はすでに存在しません。



インナーテント取り付け前の寝室スペース。割とこじんまりです。荷物持ちキャンパーなら2名+小さい子供での就寝が良い線だと思います。そうでなければ大人+2名子供まで大丈夫そうです。



セーヌ川が見えます。



インナーテントを取り付けました。文字通り吊るすだけなので写真なしです。ちなみにフロアシート付きのポリエステル蚊帳だとおもっていただければ手っ取り早いです。



Nomadロゴがあちこちに。

デザインイメージ的なものが書いてます。 デザイナーのいうことは古今東西よくわかりません。。。

インナー上部のベンチレーション。丁度リアを南向きで設営したため通気性抜群でした。

テーブルサイズは90cm*60cm。メーテルがデカすぎると言いがかりをつけて、新しい可愛らしいテーブルを購入しようと闇の計画を立てています。もはや君はプロメシューム・・・。

 全景。




とにかくロゴが多い。。。オランダ人がこんなに芸が細かいとは知りませんでした。




韓国DAC社のロゴが見えます。


  インナー上部




 メーテルがなにやらゴソゴソ設置しております。



 いくつ置きますねん。。。



インナー内からフロントビュー



 左クリアウンド上部につける物干し?



このポールが異常に頑丈です。何度も頭をぶつけました。。
武器以外での用途が思い当たりません。



スバル社の広報紙にのれそうなショット。


さて、いよいよ夏のポリコットンテントは暑いのか?

もう一度環境条件確認です。
当日12時の外環境は、気温31度、湿度52%、南から微風(平均5m/s)程度でした。
テントはグランドシートを取付けず、右サイドドアをメッシュ、フロントを全開です。インナーテントはポリエステル製の床付き蚊帳みたいな構造です。



男女別インプレッション(測定時間14時-15時頃)





測定者
測定位置

幕外
木陰
インナーテント内部
フライシート内部


幕外
ひなた
日照面から遠い
日照面に
近い
日照面から遠い
日照面に
近い
へか郎(男)
10
8
8
6
4
1
メーテル(女)
10
8
6
4
2
-20
合計
20
16
14
10
6
-19

快適10点。不快0点。怒号-10点。

・・・意外な結果でした。なんとインナーテント内部が屋外木陰についで快適だったのです。いやー、流石ポリコットン幕て偉大ですね!!

で締めたいところですが、そんなわけ無いですね。苦笑

今回は湿度が適切で風がベンチレーションから抜けている状況であったため、快適不快の分水嶺は主に「日差しの影響」です。
さもすると昨今発売されているコールマン社ダークルームテクノロジー搭載の幕であれば、ポリコットンのNomad Dogon3よりも快適だったのかもしれません。

ただし、ポリコットン幕(内部空気層)が持つ遮熱性能はワタクシが当初思っていた以上に手応えを感じました。

写真をごらんいただければわかると思いますが、そこまで幕内が暗くならないにもかかわらず、涼しさを提供してくれたからです。特にインナーテント内の快適さは特筆に値します。たかが蚊帳的構造物でも、フライシートとの間に新たに空気層を確保できたことによって遮熱効果が上がったものと思われます。

ですが、これからますます上がる気温と湿度に、平地で挑む気はやはりしません。
有名海賊がなんといったってお断りします。笑

ポリコットンだろうがポリエステルだろうがシルナイロンだろうが所詮人が作ったもの。屋外の気候に対して人が布切れだけをもって互角に抗うには、数百万年後の進化を待つしかないでは?なんて思います。苦笑

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