・・・これらすべての状況を勘案した結論として、 男は車中泊を決めた。 ...
・・・日暮れの訪れとともに、 雨はほぼやんだ。 ...
「ハンモックの聖地にいきます」 ・・・ある日、ヤツからメールが届いていた。 聞くと南米アマゾン川流域ではなく 山梨県大月市にある 月尾根自然の森キャンプ場。 ・・・一の瀬高原の悲劇の記憶冷めやらぬ男は そこが車を横付けできるキャンプ場と 聞いてニヤリとした。 「問題ない。そんなヌルいところでいいのかね?」 速攻で余裕綽々の参加表明を返す。 その後、ヤツからの最後のメールには 「いうまでもありませんが雨天決行です。」 と不吉な文字が記されていたという。。。 当日。 当然のように雨である。 ・・・しかも普通に豪雨。 ・・・神々はいつもどおり 我々の祈りには 極めて無関心である。 ...
ある年の3月中旬。 ・・・不吉な構造物がある河川敷にその姿を現していた。 どうみてもなにかしら呪術的な意味が 込められているようにしか見えない、 禍々しい外観をもつ建造物であった。 ...
設営がとりあえず完了し、薪集め。 しかし、なぜかしら場内にほとんど枝が落ちておらず 思いの外手間がかかった。 荷物運搬で疲弊した体には厳しい作業であった。 設営がとりあえず完了し、薪集め。 しかし、なぜかしら場内にほとんど枝が落ちておらず 思いの外手間がかかった。 荷物運搬で疲弊した体には厳しい作業であった。 ...
ある日、ヤツから一通のメールが入っていた。 「一の瀬に行きます。チキンさんは来なくていいですよ。」(原文ママ) 間髪おかず返信。 「全く問題ない。クマさんは自重で膝をやられないよう気をつけたまえ。」(原文ママ) ・・・上等である。 ヤツが行くなら男に行けない理由などありえない。 そこが男の未踏たるバックパックキャンプ場であってもだ。 男には負けれらない闘いというものがあるのだ。 ・・・そして5月の中旬。 いよいよ決戦の日を迎えた。 ...