キノコ-タケノコ戦争(UJack300-タケノコ)④

By Nomadでオートキャンプ - 12月 20, 2018


M氏のフレンチトーストと高級ペッパーランチの波状攻撃で
完全に疲弊したキノコチーム。



しかし、満を持して紅茶氏が反撃の狼煙をあげた。
刺身用タコを用意。
巨大サイズに切っていった。



みじん切りサイズの茹でダコを使用している
本場の実情を考えると、ありえない光景である。
千葉の高級食材の力を利用した会心の一撃をお見舞いする
魂胆だったという。


「戦いはソースだよ。兄貴!」
どこかの敗軍の中将閣下はいわなかったらしい。
しかしこの言葉は、
その筋の人々には未来永劫変わりようのない事実なのある。

そして、わざわざ持ち込んだ鋳造鉄板。
車の床に穴が開くかと思うほどの重量である。
紅茶氏の凝りようにはリスペクト狂気すら覚える。

ここまでは順調だった・・・。

・・・しかし完成時、
4名は素人が粉物に手をだした
報いを受けたという・・。

確かに、たこ焼き味には違いはないのだが、
異形の外観をまとった何かしらが
鉄板の上に誕生していたのだ。
※衝撃映像なので完成写真はない。

新種をつくりあげた
マッドシェフ紅茶誕生の瞬間だったという・・・。



・・・穏やかな午後の時間。

・・・一方で不穏な午後の時間。
マッドシェフの戦意は高い。



それぞれの午後が流れていた。




やがて日が暮れ始め、
一番星が現れた。

ケロシンランタンをともすころ、



いよいよ夕食である。
M氏監修、タキビストシェフ製作による
バジルトマトチーズとシンプルサラミピザである。

特にこの右側のサラミは異常な美味であった。
M氏のタケノコテントには食材発酵をすすめる
ピラミッドパワー的機能があるとしか思えない。



タキビストが握りあげたピザと、
マッドシェフ紅茶氏の前述した不穏な動作から
製造されたローストビーフである。

普段、肉をあまり食さないM氏が、ローストビーフを存外と食べてくれたので、
紅茶氏はドヤ顔で禍々しいDr.Pepperを
まるで美味い飲み物であるかのように飲み干していた。
・・・やはりリスペクト狂気である。




かくして満腹の夜は深まっていった・・・。


つづく


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