・・・気がつくと目の前にSummicron 50mm/f2があった。
ライカM→SonyEマウントコンバータ(K&F社製)とともに。
なんでも1969年に発売が開始された
第二世代に該当する
ライカ社を代表するレンズとのこと。
生まれてこの方ほぼ使われずに
タンスの肥やしになっていた彼は、
まさか半世紀を超えて酷使されはじめるとは
レンズ氏本人が一番驚いているだろう。
以下、すべてノートリミング、ノーレタッチ。
クリエイティブスタイル+1.+1.0
まずは絞り値による比較
(解像感)
F2.0
1/8000
ISO 800
F5.6or8.0
1/8000
ISO 2000
(ボケ感)
F2.0
1/350
ISO 125
F4.0
1/125
ISO 160
以下作例。
絞値はもはやわからない・・・。
とりあえず雰囲気のみをお伝えしたい。
1/125
ISO 2000
1/750ISO 100
1/1500ISO 320
1/1500ISO 100
1/1500ISO 800
1/200ISO 125
カメラを弄くり始めて3年。
男が気に入った絵面は
ほとんどSigmaArtラインが
吐き出すソレである。
当然、解像至上主義者と成り果てている。
解像至上主義者の目からすると、
開放時の頼りなさと同時に、
絞りさえすれば現代レンズに
さして劣らぬカリカリ感に
唖然とさせられるばかり。
特筆すべきは
ほぼ現場で見た目通りといえる発色具合だろう。
SigmaArtラインとはあきらかに方向性が異なっている。
一見地味だが奇妙な存在感が絵に残っているのだ。
・・・なんとも不可思議なレンズである。
Summicron 50mm/f2,α7R3,
作例
中世のイタリア商人・冒険家マルコ・ポーロは、
世界の東の果にジパングという黄金にあふれた国が
あると東方見聞録のなかで紹介した。
もちろんそれは、
イタリア男が頻繁につかう女性への
お世辞レベルのネタであることを
男が知らぬわけはない。