エリートたちのリハビリキャンプ①

By Nomadでオートキャンプ - 6月 12, 2020

例年より暖かいある年の早春。

エリートキャンパーたちが、
とある里山のキャンプ場に集結していた。




メンツは例の通り・・・


久しぶりのキャンプだがテント設営が面倒となり、
大きくなった車をいいことに
なんの迷いもなく車中泊を選択した
自称ベテランキャンパー。
男自慢の薪ストーブは、広大な車内の
どこにつんだかわからぬまま。
今回ついに発見されることはなかったという。


後輩1父娘
キャンプ自体にはそんなにいけていないが
冬でも毎日自宅ベランダに
吊るしたハンモックで睡眠をとる癖が抜けない
半ば病み気味のハンモッカー。


後輩2夫婦
気象兵器級の降雨能力をもった夫婦キャンパー。
今回もその能力は遺憾なく発揮された。
降水確率85%は伊達ではない。
なお、本人たちは泥酔のため
雨が気にならないという。

である。

男と後輩2夫婦は、
諸事情に阻まれまくり、
実に4ヶ月ぶりのフィールドとなった。
・・・もはやただの初心者である。


現地には、

 春の証と



冬の名残がちらばっていた。


エリートたるものそのキャンプスタイルに
統一規格などない。

車中泊
ハンモック&タープ泊
サーカスビッグ
という各々独自構成である。
はたから見れば
ただの難民キャンプ風であることなど
もはや気にならない。

後輩1が展開してくれた
晴天時用共有スペース。
 キャプテンスタッグ製ワンタッチタープ。

・・・本来ビーチ用の証たる青の違和感が、
この集団のキャリアが尋常で
ないことを主張してた。
どうみてもド素人かド玄人のいずれかである・・・。

サーカス内には灯油ストーブ2台体制。
低温時の避難場所とした。


一息ついたところで
早速炭火焼き肉開始。

つまみつつ、泥酔する前に夕食の下準備を。

忘れかけていた山中の湧き水の冷たさを
痛いほど思い出す。

後輩2の嫁は優秀な調理技術を持っている。
・・・もちろん泥酔前に限った話である。

あっという間に日暮れ。
宴会会場は暖かいサーカス内である。


夕食はなんとすき焼き。
後輩2が用意してくれた食材。


・・・いつもどおり雨雲の尾行を許したという大罪を
危うく許してしまう程の味だった。

食後、それぞれの夜が深まる。


冬季のサーカスの使い勝手の良さを
あらためて思い知らされる夜となった。

つづく

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