夏のTC(ポリコットン)テント内部は暑いのか?(実践編)

By Nomadでオートキャンプ - 6月 25, 2018

HQHQ。こちらカラス。
現在位置、N35°34′54″、E138°38′34″・・・
ワレ応援を要請す。

・・・無線機からは無機質なノイズだけが流れる。
トラウトマン大佐の救援ヘリはもはや来ない。


標高600m、気温30度、湿度80%、無風のベトナムのジャングル奥深く・・・。



・・・ではなく山梨にある黒坂オートキャンプ場。



オランダ製TCテント「NOMAD DOGON3+1AIR」の夏季能力限界を探るべく、特命を課せられた我々の実戦テストが開始されるのである。




木立がほどよいサイトです。

エリア16、17という閉鎖区域。









ご存知の通り、ワタクシのようなベテランキャンパーともなると、速攻で設営完了です。
(ほぼ単身とはいえテント設営「だけ」で1時間かかりましたとさ。。ペグダウン込)
全身から吹き出すあるいみ健全な汗、冷汗になれたワタクシには久しぶりの感覚でした・・・。


梅雨の晴れ間は、猛烈な日差しを容赦なく差し込んできます。


意味深なロッジです。
旅人を片っ端から殺害して食する山姥がいるわけでは多分ありません。





さて、西欧の聖騎士たるNOMAD DOGON3+1の高潔さは、そのメッシュドア数が雄弁に物語ります。


1・・・。

小さいベンチレーション的メッシュを入れると+3ですけが、大きいメッシュドアは

1・・・。

これのみ。



・・フロントにメッシュドアなどはそもそもありません。純正の巨大なクリアウインドウなど自殺行為。
西欧の騎士道など、この夏のベトナム山梨では通じるわけはありません。



したがって、アメリカ軍の特殊部隊員が自身の武器をオリジナルでカスタマイズするが如く、ワタクシも今回独自カスタマイズを施し、あっというまに大型メッシュドアが実装されます。



まるで純正の如しサイズ感。

背後で
「お洒落キャンプしたいのに!!なんで!!!
いつも見栄え悪くなるカスタマイズするの!!!!」
と叫んでる人が1名います。

・・・FIELDOORさん、縦横逆ですみません。。


撮影用クリップで固定ですって。。。


・・・このカスタマイズした大型ベンチレーションメッシュドアにより生存性は格段に向上。ワタクシも幕内で涼しく・・・・。



な、わけないですね。

はい、暑いです。
ポリコットンだろうがなんだろうが幕内は暑いです。

そりゃ木陰とはいえ無風。気温30度、湿度70%を超える状況です。
蒸し風呂とまではいいませんが、やはり幕内でゆっくりしようとは到底思えません。
あっさりとテスト任務を放棄し、さっさと風呂にでかけましたとさ。



・・・夏至を過ぎたばかり。ようやく遅い夜が来て。






ベトナム山梨産のとうもろこしの味はどうかだと?軍事機密にきまっておる。






空には雨の使者がくっきりと見えます。










・・・さらに夜は更け。
コールマン639ケロシンランタンはいい仕事をします。








・・・ここは人間などいないベトナム山梨の奥深く。

こんなにも全周囲を虫や鳥や獣の気配にみたされて眠れるわけがないと緊張感あふれるワタクシ達は、西欧騎士の幕内であっさりと眠りに落ちましたとさ。




幸いなことに翌朝も雨は免れ、無事にベトナム山梨より脱出完了しました。








「俺たちのベトナムはまだ終らない・・・。」
耳元で聞こえたのは羽佐間道夫だったか風の音だったか、定かではありません。






  • Share:

You Might Also Like

0 コメント