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夏のTC(ポリコットン)テント内部は暑いのか?(スターウインドー作戦①)

By Nomadでオートキャンプ - 7月 18, 2018
世界の天井と呼ぶにふさわしい山脈群を要するチベット長野県と、ベトナム山梨側の国境にほど近いダナン北杜市。その市役所の標高はすでに500m以上という。 二度目の東京オリンピックを目前にしたある年の7月14日-16日、 我々はそのダナン北杜市内から更に15kmほど離れた標高1000mの人知れぬ密林の山中に舞い降りていた。 そう、前回失敗に終わったTCテント NOMAD DOGON3+1の夏季耐久性ミッションを再び試みるためにである。 ・・・前回のミッションを振り返って、失敗原因はその標高にあると踏んだ我々。 標高600m程度だとベトナム山梨の猛暑に立ち向かえないという厳しい教訓を得た。 しかし、今回試験地は標高1000mである。つまり上空1km地点。 気温は少なく見積もって下界から-6度以上。しかも木が密集した山中である。 ・・・つまり今回は楽勝である。 「トラウトマン大佐の土産は何にしようかね?」と、鼻歌歌いながら現地に向かう我々を、かくなる試練が待ち受けようとはこのとき知る由がなかった。 そう、その数日間、下界の最高気温が39度に達するという重要な警報が、運命のいたずらとCIAの怠慢によって我々に届くことがなかったからである・・・。 ・・・これが後世の戦史研究家に多くの謎を残すこととなる「オペレーション スターウインドー」の幕開けであった。 ※夕方の光景 現地時間AM08:10 ダナン北杜市の主要県道から外れた後の道のりは険しく、 急な登坂路である。660ccノンニトロエンジンが狂おしい唸りを上げ続けている。 空軍はケムトレイル作戦を実行中であった。 ただ、最後に戦場の雌雄を決するのは常に我々歩兵なのだ。 ハンバーガーヒルを通り過ぎ、 1速でしか登れない坂道を超え、 山岳ゲリラのトラップを避けつつ、 苔むした狭路の先に、 そこは存在した。AM8:30現着(早すぎである・・・) 極秘作戦のため実験場名には一部加工をいれている・・・・。 ※CIAの手配書にある写真を引用 そこは脱走したカーツ・佐藤元大佐が20年前に樹立した自治区であり、以後独裁国家を運営しているという謎の多い実験場でもあった。 しかし、実物は引き締まった体つきの白髪フサフサのナイスミドルである。 所詮、CIAの事前情報などいつもこんなものだ。 こちらのイメージのほうがより正しい。 ※(別人だと?多少の忖度は兵士の重要な資質なのである・・・) ・・・早々に設営。 AM10:00 ついに試験準備完了。 ・・・・既に汗だくである。 この時点で気温は既に30度近くとなっていた。 日陰から一歩でも動くと、太陽から無慈悲な赤外線絨毯爆撃にさらされるのである。(日陰でじっとしてれば割と快適) 試しにインナーテント内へ潜り込むと、既にサウナ化する気配に満ち溢れていた。1000m地点でこの有様である。 今回もあっさりと作戦中止となったことはいうまでもない。 30度を超えると、TCだろうがなんだろうがテント内部は暑いのである!! 「曹長さんよ?この俺様に点火する勇気はあるのかな?」 ランタンから嘲笑のような声が聞こえたのはきっと風のせいだろう。。。 消火剤を隣において恫喝する気力すら、大量の汗とともに我々は失っていたのである。 つづく。 スターウインドー作戦② ...

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夏のTC(ポリコットン)テント内部は暑いのか?(実践編)

By Nomadでオートキャンプ - 6月 25, 2018
HQHQ。こちらカラス。 現在位置、N35°34′54″、E138°38′34″・・・ ワレ応援を要請す。 ・・・無線機からは無機質なノイズだけが流れる。 トラウトマン大佐の救援ヘリはもはや来ない。 標高600m、気温30度、湿度80%、無風のベトナムのジャングル奥深く・・・。 ・・・ではなく山梨にある黒坂オートキャンプ場。 オランダ製TCテント「NOMAD DOGON3+1AIR」の夏季能力限界を探るべく、特命を課せられた我々の実戦テストが開始されるのである。 木立がほどよいサイトです。 エリア16、17という閉鎖区域。 ご存知の通り、ワタクシのようなベテランキャンパーともなると、速攻で設営完了です。 (ほぼ単身とはいえテント設営「だけ」で1時間かかりましたとさ。。ペグダウン込) 全身から吹き出すあるいみ健全な汗、冷汗になれたワタクシには久しぶりの感覚でした・・・。 梅雨の晴れ間は、猛烈な日差しを容赦なく差し込んできます。 意味深なロッジです。 旅人を片っ端から殺害して食する山姥がいるわけでは多分ありません。 さて、西欧の聖騎士たるNOMAD DOGON3+1の高潔さは、そのメッシュドア数が雄弁に物語ります。 1・・・。 小さいベンチレーション的メッシュを入れると+3ですけが、大きいメッシュドアは 1・・・。 これのみ。 ・・フロントにメッシュドアなどはそもそもありません。純正の巨大なクリアウインドウなど自殺行為。 西欧の騎士道など、この夏のベトナム山梨では通じるわけはありません。 したがって、アメリカ軍の特殊部隊員が自身の武器をオリジナルでカスタマイズするが如く、ワタクシも今回独自カスタマイズを施し、あっというまに大型メッシュドアが実装されます。 まるで純正の如しサイズ感。 背後で 「お洒落キャンプしたいのに!!なんで!!! いつも見栄え悪くなるカスタマイズするの!!!!」 と叫んでる人が1名います。 ・・・FIELDOORさん、縦横逆ですみません。。 撮影用クリップで固定ですって。。。 ・・・このカスタマイズした大型ベンチレーションメッシュドアにより生存性は格段に向上。ワタクシも幕内で涼しく・・・・。 な、わけないですね。 はい、暑いです。 ポリコットンだろうがなんだろうが幕内は暑いです。 そりゃ木陰とはいえ無風。気温30度、湿度70%を超える状況です。 蒸し風呂とまではいいませんが、やはり幕内でゆっくりしようとは到底思えません。 あっさりとテスト任務を放棄し、さっさと風呂にでかけましたとさ。 ・・・夏至を過ぎたばかり。ようやく遅い夜が来て。 ベトナム山梨産のとうもろこしの味はどうかだと?軍事機密にきまっておる。 空には雨の使者がくっきりと見えます。 ・・・さらに夜は更け。 コールマン639ケロシンランタンはいい仕事をします。 ・・・ここは人間などいないベトナム山梨の奥深く。 こんなにも全周囲を虫や鳥や獣の気配にみたされて眠れるわけがないと緊張感あふれるワタクシ達は、西欧騎士の幕内であっさりと眠りに落ちましたとさ。 幸いなことに翌朝も雨は免れ、無事にベトナム山梨より脱出完了しました。 「俺たちのベトナムはまだ終らない・・・。」 耳元で聞こえたのは羽佐間道夫だったか風の音だったか、定かではありません。 ...

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キャンプとランタンと私

By Nomadでオートキャンプ - 6月 18, 2018
  今まで冬キャンプをメインとしていた我が家には、LEDランタンが3個と、フュアーハンドランタンが1個ありました。  1番最初に購入したのは「GENTOS」製で、LEDなのに暖色が灯る点を一気に気に入り、車中泊中でも一番活躍してくれていました。(今でも大事に使用中です。)   が、初めてオートキャンプ場に行った2012年年末、余りの夜間の暗さに「エクスプローラー プロフェッショナル EX-777XP」のみでは耐えることが出来ず・・・ダッシュでホムセンで無名のLEDランタンを1個追加購入へ。 生まれて初めての宿泊キャンプ。 神奈川出身神奈川在住の私にとって、夜があんなに暗い、怖いと思ったのは初めてでした。  そして慌てて購入すると碌な目に遭うわけで・・・。 案の定余りにも真っ白なLEDに悲しくなり、現在「こんな物は知らない子ですね、買ってなんていませんよ?」となかったこととして、家の最奥に仕舞ってありますヾ( ´Ω`)ノ  その後「本格的にオートキャンプをするならば、大きなLEDランタンを追加したいな」と思い、2017年に「GENTOS」製の一番大きなルーメン数の「 エクスプローラー EX-1000C」を追加購入しました。   が・・・この子は大き過ぎて、幕内にぶら下げておくとゴツンゴツン頭をぶつけるのですよぉおお(´゚ω゚`)  でも灯り具合は気に入っているので、今後は主に幕内下に設置して利用しようと計画中です。  そして、とてもミニマムなLEDランタン「Coleman MYキャンプランタン」は、コールマン昭島店でゲットし、キャンプ場で夜間持ち歩いたり、家で夜寝る時に点けて癒やされています(*‘ω‘ *)    これで我が家の現在使用しているLEDランタンは3個。 そこに旦那さんが友人と一緒に示し合わせて、2017年年末とうとう本格的にランタンを購入しました。  (友人は「DIETZ」製、旦那さんは「FEUERHAND」製という組み合わせ)     実は私はなぜか焚き火の火や火気物を獣並みに怖がってしまうので、LED以外のランタンが導入されることに怯えていたのですが・・・。 はい、やってしまいました。ローテーブルに置かれている時に左手内側を接触させてしまって火傷してしまいました(´;ω;`)ウッ… かれこれ半年経つのに、まだうっすら火傷痕が残っています・・・火怖い。  という状態なので、本来はこれ以上LED以外のランタンは増やしたくないのですが、今回は「夏場の集中的な虫集め」「冬場の照明兼補助暖房」としてケロシンランタンを購入してみたいと旦那さんに相談され、これだけ大きなサイズであれば私も迂闊に近寄らずに接触しないだろうと思い、今回購入してみました!    購入遍歴を書き出してみると楽しいですね~。 そして自分の火の怖がり方にも笑えてしまいますヾ(*ΦωΦ)ノ フフフ 「Colemanケロシンランタン639C」についてのレポは既に旦那さんが書いてくれていますが、後ほど私目線での追記もしようかと思っています。 ...

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