エリートたちの梅雨キャンプ DAY3

By Nomadでオートキャンプ - 6月 21, 2019

おしまいはー、いつも晴れー・・・♪

撤収日の朝、
男がそんな自嘲気味な鼻歌をくちずさむほど、
眩しい日差しに満たされた朝となった。


明け方まで降った雨の痕跡が生々しい。

晴れ間にひたすら乾燥である。


太陽が出ると
生き物たちが一斉に活気づいていた。

各所に頻繁に現れる
ミッション・インポッシブル氏。
(片っ端から紅茶氏に撃墜されていた)

毎度、劣化のため端を切断されるエリート専用煙突。
半年で全長の1/4を失ったがまだまだ現役である。


高地特有の、
短い夏の支度が
着実に進んでいた。




・・・結局は、男も後輩氏も
雨に苛まされ続けるキャンプであり、
人生となりそうである。

眼前に広がる現実離れした
光景に圧倒されながら、
望まない事態に直面することも
また一興なのかもしれないと、
彼らは感じ始めていた。


撤収の最中、
出番かと勘違いした
いつかのバッグが、
少し退屈そうに高地の光と
風を浴びていた。



ロケ地:長野県

  • Share:

You Might Also Like

0 コメント