・・・10月中旬、ヤツから電話がなった。
男「(両者とも6月からシーズンオフ)リハビリにピッタリすね。」
ヤツ「今回は後輩3と友人(後述)を連れてきて下さい。」
男「あの二人はNOキャンパー・・。」
ヤツ「ストレスが溜まっているのです!可愛がるだけです!」
男「どこかの性悪な山の神みたいすね・・・。」
・・・迎えた10月最後の週末。
台風の惨禍は
関係者の尽力により幸い復旧していた。
関係者の尽力により幸い復旧していた。
さらに今回は
冒頭にあったNOキャンパーの客人
2名を迎えての開催である。
ヤツ+男
+後輩3(ヤツの元部下)
+友人(ヤツ・男共通の友人)
という4名編成となった。
・・・つまりはヤツと男の
キャンプホスピタリティが
問われるのである。
12時。
ヤツと男と後輩3が
先行して現地に到着。
仕事上がりの友人は
あとから登場する算段である。
到着早々、
手早くランチをすまし、
後輩3がテントを設営。
後輩3が道具類を展開。
後輩3がテーブル・椅子をならべ、
後輩3が水を汲み、
後輩3が薪を割る。
間髪おかず後輩3がテーブルに手早く
つまみを広げた。
経験者たる我々は一連すべての作業を
涙を飲んで彼に譲ったのである。
・・・後輩3の未来を案ずればこそである。
豪華絢爛なテーブル。
しかし絵に書いたような親父色である。
後輩3は配膳センスの不足を
配膳センス皆無のヤツから糾弾されていた・・・。
14時。
いよいよ友人が合流し、
早すぎる宴の始まり。
友人が持ち込んだ
イタリアワインに手を伸ばす。
当然のように、抜かりのない我々が
コルク抜きを準備するはずもなく、
「栓抜き」で後輩3にコルクを抜かせた。
これも後輩の未来を案じてのことである・・。
・・・各所に炎を入れる。
留守番中の紅茶氏自家製おでん。
大人気だが写真に映る量2杯分はあった。
あからさまに作り過ぎである・・。
プリン体に怯える
ヤツと友人の守護神。
ホッピー氏の親友、キンミヤ氏。
ヤツがベテランっぽいヤカンで
全く意味もなくお湯を沸かす。
だが客人2名からは
リスペクト感を得ることができた。
・・・お得意様である。
秋の夜の訪れは早い。
闇があたりをつつむ。
他愛もなく、
どうでもよい大切な時間。
焚き火があたりを照らす。
炎にぼんやりと照らされた客人たちの顔は
都会の居酒屋でみるよりも穏やかに見えた。
男たちをやさしく包む夜は
ゆっくりと更けていった。
・・・翌朝。
膨大な量のおでんは
すっからかんである。
具の行方はいまだに不明である。
・・・普段、エビスビール好きな後輩3。
今回、その消費量が少なかった。
こんなグランピングばりの
おもてなしキャンプを
提供されながら、
酒量がすすまなかったことを
おもてなしキャンプを
提供されながら、
酒量がすすまなかったことを
ヤツと男は不思議に思ったという。
衣替えを間近に控えた木々は、
我々の疑問に答えることなく、
優しい風にカサカサと音をたてていた。
---完---
ロケ地
月尾根自然の森キャンプ場
2 コメント
こちらではついつい写真メインで見ちゃいますが、以前のキャンプ記事などと比べると(いやこちらのブログの圧縮度合いでしょうか?)、格段に写真が綺麗で美しいものばかり!!今回はなんのレンズですか?Art 35mm F1.4 DG HSMでしょうか??
返信削除こういう流れで写真を見ると、普段のスナップなどで見慣れていてもやはりその解像力に驚かされます!!夜の写真などヤバいですね!
キャンプ内容については後日ナチュログの方でコメントしますね!!
taccさん、コメントありがとうございます。丁寧にコメント先まで分けていただくようで恐れ入ります。
返信削除さて、今回はすべてArt 35mm F1.4 DG HSMでの撮影になります。諸事情でレンズ交換の暇、というか撮影タイミングすらなかなか取れず。苦笑
さて、率直な所、被写界深度の問題で扱いづらいところもあるものの、このF1.4はやはり優秀です・・。
扱いづらさの原因である被写界深度の浅さゆえに、まったく意図せぬ「これは・・・!」となる写真が多々あります。苦笑
ただ、サイト全景など広い目に撮影したいときには、やはり換算50mmだと狭いですね。
そもそも週末首都圏のキャンプ場は被写体までの距離を稼げません。(ほかのお客さんや絶対的な広さの問題)
結果、いつものスナップ写真構図ばかり。苦笑
そういう意味ではEOSM3の換算30mmは、キャンプ場での相性バツグンでした。ほんとに万能選手。笑