約束のキャンプ②(市街地遠征)

By Nomadでオートキャンプ - 1月 05, 2019

海と星とDOGON3+1

・・・夜が開けた。


金華山から日が昇る。

ドゴン3の生まれ故郷オランダに近い気候である。

思いの外、気温は下がらなかったようだ。
南関東と比べて、あたたかくはないが、寒すぎるわけでもない。
昨夜、幕内は灯油ストーブを最弱で稼働させていたところ、
快適に眠ることが出来た。


朝食。
紅茶シェフの得意なフランス料理である。

ストーブファンも安定稼働している。
風量的にはUSBファンと大差ない。
ただ、やはり稼働させると熱が拡散されて
天井部への暖かさの偏りが如実に減って快適であることが実証された。

夕方-朝16時間運転で出力全開としなければ、
1日あたり灯油10L程度が必要となる。

我々の他、カラス兵以外の気配はない。

冬の晴れ間が美しい。



約束の夜を迎えるために
必要な食材調達をおこなうべく
市街地にむけて移動を始める。
幕末には海上監視所として機能したという公園。


冬空が広がっていた。


さらに街へ向かう。
途中、アートなるものを発見。

・・・普通に開放されているところが、
東北の素晴らしいところだろう。

子供が怪我するから。不審者が侵入するから。
過剰反応をしめす地域が茶番にすらみえる。
絶対的に関東と比べて人が少ない東北の懐は深い。


紅茶氏の申し出により
別のアート施設へ潜入・・・。
とおもいきや高級レストランだった。

男はまんまと罠にはめられた感があったという・・・。

極めてセレブな設備である。

食事時に白いグローブを装備させるほどの高級レストランである。

メインメニューは一種類のみである。潔い。




貝類が好きな輩で、
これを不味いという人間は極めて稀だろう。



・・・サイトに戻り、夜を迎える準備をすすめる。
灯油+電気ストーブのツインエンジェルズである。
灯油ストーブは前室を担当。
電気ストーブは寝室インナー内部の警戒についた。

灯油ストーブを80%運転。
(温度計からストーブまでの距離1.5m、地上35cm)
全開運転をすれば外気温+20度は達成できそうである。


遠くに波の音。
近くに風の音。


上空には、
オリオン兄貴が現れていた。



・・・その夜、

星とDOGON3だけが静かに光を放っていた。


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