避暑キャンピング③

By Nomadでオートキャンプ - 8月 24, 2018

・・・撤収の朝。
たしかに昨晩から小雨が降ったりやんだり。

しかし、雨合羽シートをテントに装着していたため、フライシートの裾以外ほとんど被害がない。起床時は曇り。天気予報によると午後からは降雨。


「勝ったな」と思っていた。


・・・しかし、フライシート上部に着せた雨合羽シートを片つけ、本体の解体を始めた矢先、彼らの猛攻は始まった。



もっとも脆弱な瞬間を雨に突かれたのである。
その時の我々の様子を神がみていれば「右往左往とはまさにこのことじゃ!」と大いにお喜びいただけたに違いない・・・。


遅れながらDODペンタタープで防御するも、その被害は甚大であった。


 


おわかりいただけるだろうか?バケツの底にたまった水を。。。
成分は雨と涙のハイブリッドである。

結果としてへニョへニョである。



空襲のさなか、不幸なことに放置されてしまった彼はもっとも被害甚大であった。
彼はいまも治療のため家のベランダで干されているという。。。



身代わりにされたウサギはあきらかに不機嫌そうであった。




新品幕の撥水効果になんとか助けられたというところだろうか。
もし水気をすべて含んでしまったポリコットン幕体の撤収になっていれば、JAFのレッカー車を迷わず呼ぶことだっただろう。。。。


かろうじて片付けを終え濡れたまま撤収。まさに潰走である。






下山を始める。
・・・レタス畑はこの雨も自らの味に変えているのだろう。やはり敵わない。





しかし、麓の売店にある食堂は、

我々の苦い敗北をわすれさせるには充分なパフォーマンスであった。



ほうじ茶とおつけもののコンボにメロメロにされる始末である。

NASA製と思わしき極めて立派な薪もおいてある。次回試してみたい。












・・・2週間もすれば、ヒマワリではなく彼ら種族がこの地域の主となっているのかもしれない。

再び走り始めた車。
全開のガラス窓から流れ込む小雨まじりの風を目一杯吸い込んだあと、そんなことをふと思いながらスロットル開度を大きくした。


バックミラーには、淡い霧に覆われた広大なレタス畑がいつまでも映って見えていた。

-完-

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