この季節、高地はひまわりのものである。
レタス出荷が最盛期を迎えている地域。
山々は人々の営みをただ眺めている。
もはや色の見本市でもあった。
天然記念物とはおもえないサービス精神旺盛な彼ら。
頼んだ覚えはないがカメラのレンズにキッチリ鼻紋をくれたことはいうまでもない。
お昼前に現地到着。
見た目の区別はつかないが、状況的にみて正露丸ではなさそうである。。。
27度弱ではぺったんこのテントも、
直射日光により37度に達するころには自立するようになっていた・・。
残念ながら、今回も汗だくである。
風呂付きのレストランでお蕎麦をいただき、
地蔵様のような表情になれる美味な蕎麦である。
傍を流れる滝。
赤とんぼ氏が涼を取っている。
彼はとまり木と指の区別が得意なようだった。
夏の空に、
虹が浮かぶ。
夜を呼び寄せるためにハリケーンランタンを灯した。
由井さんは間違いなく良い仕事をする。
キュウリとて、日頃のスーパーで食べているものとは別次元の味。
ホワイトコーンの甘みは尋常ではない。もはや薬物である。
信州牛たちは油断すると日頃我々より美味しい野菜を食べているのかも知れない。
・・・その証拠に焼いた途端、速攻火だるまとなった。
暗闇なら着火剤と見分けがつかないだろう。
口にいれるまでは。
22時を過ぎた頃、
雨雲に隙間ができていた。
視力がよい人ならカメラや言葉など不要だろう。
快適さのあまり、眠りにつくまで3分を要さなかった。
つづく
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